狛江市で環境新聞「こまeco通信」を発刊することとなり、現在弊社でデータを作成中だ。子どもでも読めるレイアウトとの要望もあり、行政発行のニュースにしては、少々くだけた印象にしている。狛江市は東京都の水源ともなる多摩川が流れており、自然が豊かなところだ。私も幼い頃には多摩川で水泳をした記憶もあり、家族が出来てからは、ザリガニや小魚を捕まえて、家の水槽で飼ったことや、ノビルやつくしを採取し食べた記憶が残る。
そんな思い入れもあり、印刷の作成にも余計力が入る。ある頁に「生きもの調査会」の記事があり、担当者からは多摩川の自然にふさわしいイラストをお願いされた。当初はそこに山女魚のイラストを配置してみた。初校は私も含め、行政の担当者のところでも何事もなかったが、再校出しの時に、「待てよ狛江周辺の多摩川には山女魚はいないな」ということに気づいてしまった。生息するのは水温が急激に下がる、福生市の羽村の堰から上流との記憶があった。こんなことで、市民からクレームが来たら大変と、山女魚から鮎に急遽変更した。鮎なら河口から青梅市辺りまで生息する。このような細かなことでも気づき対処することも、印刷会社にはとても大切なことなのだ。
やまめ
あゆ