1月中旬に、私が所属する業者の会の新年会にいってきた。その日は、私がフラメンコダンサーを呼んでいたので、勇んで参加した。実はそのダンサーは私の姉の娘で、姪っ子なのである。踊りの経験は20年以上で、相当な踊り手だ。新宿にあるエル・フラメンコという、舞台にも出演している。この新年会は、毎年出し物があるが、どうも年長者にはイマイチだった。そんな事情もあり、今回姉に掛け合ってみた。物珍しさもあり、例年に比べて参加者も多く、嬉しいことだ。高齢社会を絵に描いような会だが、フラメンコダンスが始まるや、ダンサーに熱い視線が注がれ、消え入りそうなオッレーの掛け声も上がる。ギターと歌い手のお姉さんの「もっと元気な掛け声を」との一言で、参加者一同のボルテージもあがる。それにしても、フラメンコの踊りは激しく、情熱的で挑戦的で、会場は一体となり気合いが入る。私は最前列でオッレーを連発し、心地良い気分となっていたが、正直根が純情なもので、私を見る姪っ子の視線に、タジタジであったことを言い添えておく。