北日本を中心に3日間雪が降り続いた翌日、いつもの仲間で日本海までカニとすっぽんを食べに出かけた。天気は快晴、どこまでも晴れ渡り、最高の日和だ。高い山はすっかり雪化粧でキラキラしている。飯山に近づくころから、高速の脇には雪が積り、雪国♪♫〜などと口ずさみながらのドライブとなる。すっかり除雪された道を、周囲一面真っ白な世界を走るのは気持ちが高揚する。北陸道の途中で一般道へ。かにかに横丁の看板が見える。小さなカニ屋が10軒ほど軒をならべる。近づくと「そこのお兄さん」と声が掛かる。剥かれたカニの足が差し出され、一軒一軒食べて歩く。若い娘さんもいるが、どちらかと言えば、昭和の娘さんが圧倒的だ。各店とも積極的にアッタクしてくる。冷やかしながら食べていくと、それだけで食べた気分となり、後ろめたさはあったが、何も買わずに、二階の食堂へ。剥きカニがたくさん入った海鮮丼は、以外にもイマイチだった。夜は「スッポン」だったが、担当者の失態で売り切れとなってしまい、来年に持ち越しとなった。翌日は松本市山形村の蕎麦街道で、美味しい蕎麦を食べたのがせめてもの救いだった。