本来は誰にも教えたくない情報だが、花のおたよりの読者限定でお知らせする。ところは鮎釣りで有名な山形県舟方町にある。国道13号線の猿羽山トンネルを過ぎるところ10mを右折し少し急な坂を登る。石の鳥居をくぐると道が急に狭まり、車一台がやっと通ることが出来る(ちょっと大袈裟)道へ。どん詰まりに10台は停まれる駐車場がある。石段を登り切ると右手に猿羽山地蔵堂があり、そこには住職の父上が座している。父上の造った「ご利益」のある、坊さんの焼き物などを買うでもよし、お参りなどをしていざ隣のお蕎麦屋へ。先ずは名物の新婚間もない、可愛い住職のお嫁さんとご対面。その対応がなんともとろける。ここだけの話だが私は大ファンだ。さてまずはお通しだが、地元の漬物がドンと出て来るが季節によって変わる。その後に蕎麦だ、二回に分けて出されるが、何でも茹でたての新鮮な蕎麦を食べてもらいたいからという。一回目は少し白い更科風蕎麦、二回目は殻も入った田舎風蕎麦だ。良く冷え、硬さといい、鼻に抜ける蕎麦の香り。さらに一品料理は身欠き鰊の煮物、ごま豆腐が旨い。忘れていました、蕎麦を打つのはこの寺の若き住職だ。先程のお嫁さんとのコントラストがなんとも微笑ましい。こんなところでよろしいかな。ちなみに私は5月と8月の休暇の時は必ず食べている。言い忘れましたが、くれぐれも予約を忘れずに。2時ころには蕎麦が終わってしまうか、住職が法事で出かけてしまうことがあるのをご承知あれ。
正式名称 「さばね山そば」電話0233-32-2792 一度は行ってみるべし。