弊社の得意先にG社というヘルメットの制作・加工会社がある。
20年以上前からカタログ制作などでご贔屓をいただいているが、今年は5年ぶりに本文も含め全面改訂とのことで、弊社も制作サイドと打ち合わせをしていたところ、本文部分の改定は見送り、表紙のみ改定に変更となった。
やや力は抜けたが表紙のみでも仲々大変だ。これまでは、ヘルメットがどこでどう使用されるかが制作のキーワードだったが、今年はズバリ、ヘルメットそのものを表現したいとの要望だ。
これが以外と簡単ではない。被写体の形状は多少の凹凸があるが、一応にそれほど個性がない。他メーカーのカタログもどこか主張が見えづらく、苦労の跡が見える。
ヘルメットを3D画像で撮影し、連続の画像にとの案もあったが、そのすじの専門家に見積を依頼したところ、想像をはるかに越える金額となり、その案は即座にボツとなる。
数日前に制作サイドから数点の提案を先方へ提示したところ、その中のひとつの案に評価が集まった。まだまだ担当者は良しとはしていない。新たな提案がなされることだろう。
最初は大体50度くらいの角度で充分で、少しずつ上げられるようにしましょう。足を上げる時はゆっくりお願いします。これだけです。
やはり、プレゼンの提案は苦労もあるが、面白い。色々な視点からの提案で、満足のいくカタログを提案したい。