膝が痛い、腰が痛いとの声が聞こえてくる。10年前には聞いた事はなかったが、周囲の年齢も上昇したことによる必然だろう。このような事を書いている私が、6年前真っ先に膝の軟骨を痛めてしまった。山登りで頂上から下山をして間もなく、右膝がギクリ。その時は倍の時間をかけて下山した。医者にヒアルロンサンを注射されたが回復せず、一年間血の滲む?トレーニングで回復。今では快適に山登りを楽しんでいる。ところで、私の友人たちの何人かは、脊椎管に障害が出て、神経が刺激される腰部脊髄狭窄症で苦しんでいる人が多い。先日手術して、ようやく長く歩けると喜んでいる人もいる。長年使ってきた腰や膝を、病院では加齢の二文字でかたづけてしまうことに近頃疑問を感じる事がある。
私の膝痛の時も加齢が原因と言われ、予防や回復への対策については皆無であった。聞いても答へないし、答へられないのか、その事には消極的だ。さらに病院は患者を捌くことに多くの関心を寄せるようだ。人それぞれ、育った環境や様々な身体の履歴があり、鍛え方も違う。経験則だけでなく、患者に寄り添う気持ちがほしい。「医は仁術なり」との言葉があるが、そんな医者に会ってみたい。