何という大失態、6月末の土曜日久しぶりに渓流釣りへと出かけた。雨が降ったその沢は滑りやすく、急峻で大岩がゴロゴロあり、落ち込みが連続するところだった、得てしてこのような渓相の沢は、下流から上流への魚の移動が困難なため、魚が棲みずらく、解禁当初に多くの魚が釣り切られてしまうのが相場だ。竿も出さず只ひたすら登り、適当なところで竿を出しイワナを一匹ゲット、さあこれからと別の場所に移動したその時、左足を滑らし尻餅をついた。
渓流では良くあることなので、何気なく立とうとしたら、右の腰から臀部にかけ電気が走るような痛さ、とても歩ける状態ではない。先ず脳裏に浮かんだのが、骨が変形し神経を刺激してないか、この身体では沢を降ることは不可能ということだった。痛みが引けることを祈り、30分ほど座り込んでいたが、益々痛みが増してくる。しばらくすると、腰椎の辺りを強く押していれば、何とか歩けることが分かった。さらに幸運の女神は私を見捨てなかった。出合いからここまでは、左岸の約50mの高みにあった仕事道が、現在地からほぼ水平の場所にあることも判明。今は栽培していないが、昔仕事で山葵田に通った道だろう。歩くこと一時間以上、林道に到着後車に乗り込み、約3時間かけ自宅へと帰る。
先ずは何が原因なのか、骨は神経は大丈夫かとの疑問を解くには整形外科医がいて、レントゲンが撮れる病院をと電話を掛けるが、土曜日の午後とあってほとんどの病院に断られる。最後と思い電話した東京医療センターで、夕方先生がくることが判明。歩けないなら救急車を呼んだほうが良いとの指示を受け、車上の人となる。60代まで皆無だった救急車もこれで三回目、もう手馴れたものだ。親切な救急隊の人に付き添われ病院へ。救急隊の方に丁重にお礼を言って治療室へ入り治療を受ける。レントゲンでは腰や脊髄には異常はなく、臀部の筋肉の損傷と判明。転んだ時に本能的に右足を踏ん張り、筋肉に無理な力が加わったようだ。ロキソニンと胃薬、シップ薬を受け取る。今日で5日目となるが、痛みはまったく取れていない。どなたか適切な治療法を教えてください。