昭和20年代から30年代、私たちの日常の遊びといえば、ベーゴマ・独楽・凧・竹馬・メンコ・おはじき・お手玉・あやとり・鬼ごっこ・かくれんぼ・チヤンバラ・三角ベース・カルタ・すごろくなどアイテムは多い。この他にも様々な遊びがあり、あげればきりがない。
前置きはこれくらいで本題に入るが、昨年12月某日、地元の小学校体育館で、ある団体が催す1年生を対象とした「昔あそび」を手伝った。
私の担当は、得意な分野と言う訳ではないが、いつも独楽まわしと決まっている。子供たちは6つのグループで、お手玉・竹馬・あやとりなど各種目を15分毎に次々と巡っていく。時間が少ないので、すべての子が独楽まわしを成功させることはできない。得意そうに回す子もいれば、独楽に紐を巻くこともかなわない子もいる。
無理はないだろう、私の小さい頃とは遊びの内容も違う。特に女の子にとっては、独楽を回す体験は少ないだろう。
一度でも良いから成功体験をと心は焦る。それでも、回るとは思わなかった子が、独楽が回った時のはじけるような笑顔があるから次回も来てしまう。