5月1日の夜11時に東京発。外環大泉から入り、東北道が通常ルートだが、今回は三郷から常磐道へ。通常はいわき市を過ぎ、磐越道へと入り郡山をめざすが、今日はそのまま常磐道を直進、道は完全に一車線となるが新たに建設した道は快適だ。そんなルンルン気分も道路際に放射能の線量計が表れると、さすがに緊張感が高まる。
冨岡町・双葉町・浪江町と聞き覚えのある町が出てくる。線量計は3.50マイクロシーベルトを指し、車内は一同無言となる。東京が0.04マイクロシーベルトくらいだから、極端に線量が高い。改めて人間の知恵ではコントロールが不可能な放射能に、身を硬くする。どこかのアホな首相が「福島の放射能は完全にコントロールされている」と、のたまったことを思い出し怒りが湧く。さらに進むと線量が低下し、南相馬へと入る。これで一安心だ。夜中ということもあり、福島第一原発の姿は見ることはなかった。
やがて仙台に近づくと周囲の景色が変わり、都会の様相となり、富谷JACから東北道へ接続する。何と今年のゴールデンウィークは渋滞なし、料金は東北道を使用するより、4000円程安い。但しいわき市から北上する常磐道は、停車することは許されない。