できますとは即答できかねます。その理由は弊社には活版印刷機がないからです。
現在、活版印刷機を所有している会社は、東京中探しても20から30軒程でしょう。それほど貴重な活版印刷が、近頃はちょっとしたブームらしい。その秘密は、印圧を強め活字が接するところが凹状になることらしい。
だがこの手法は、昔活版印刷に従事した人から見ると「現在では邪道」と写るようです。活字(錫と鉛の合金)なら、ある程度印圧を掛けることが出来るが、今では樹脂版の使用が主流で、印圧を掛けることはできません。
現在、凹状の印刷が出来るのは、欧文活字のみと言えます。ここで簡単に活版印刷の工程を説明しましよう。
1. 植字(しょくじ)活字ケースを並べる「馬」と言う棚から、号数や書体に合わせ活字を取り出し、文撰箱(木製・約150×100ミリ)に並べる。
2. 組版(くみはん)鉄で出来たステッキと言うものに活字を並べ、組版をする。字間はクワタ(錫と鉛の合金)、行間はインテル(木・鉄)で埋めていく。
3. 組版をしたものを印刷機に設置し印刷。
簡単な説明で分りにくいと思いますが、活版印刷が必要な場合はお声掛けください。世田谷でただ一軒のお店を紹介します。
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