グアーン・ギャーンとドスのきいた鳴き声。するとしばらくしてニャーゴと少しかわいい鳴き声。この応酬が長く続き出すと春も間近になる。春に向かう風情としてはよいが、猫はあまり好きではない私にとっては、何とも不気味だ。
近くの家の前にチョコンと座る猫がいるが、高校生と言わず、私と近い年代の女性までもがその猫を見て「かわいーい」を連発するのはほほえましい。
3年前ぐらいのことだが野良猫が、我が家の裏で子猫を産んだ。ミャーゴミャーゴとかわいい声がするので見に行くと4匹もいるではないか。
少し育った頃、我が家の駐車場の柵の中に紙皿にのせた猫のエサと水がいつのまにか置いてあった。エサを敷地の外に出したら、翌日「動物虐待」というポスターが貼られていたという、何とも寝覚めの悪いお話しでした。