3月27日の日曜日、徳富蘆花の旧居宅で集まりがあって出かけた。ところが玄関は鍵がかかってしまっており、カバンからお知らせを開くと、4月3日との文字、これも歳の成せる業とあきらめ、隣の都立蘆花公園の桜を見にいくことにする。高遠こひがん桜といって、そめい吉野より一週間ほど開花が早い品種らしい。長野県高遠市から特別寄贈された桜とのことだ。ほぼ満開で花弁が多く豪華で妖艶な雰囲気を醸している。
菜の花を前面に後方は千歳ごみ焼却場の巨大なエントツも見える。
当日は曇り後雨の予想が大外れ、老若男女、家族ずれ、若者の集団、高齢者の集団が、ブルーシートを敷き楽しんでいた。テーブルまで持ち込む猛者もいて盛り上がっていた。
これは全景の一部分ですが、この3倍ほどの花見客がいる。
この場所は芦花公園に隣接する、花の丘と言って、その他にもたくさんの花があるが、名前が分からない花と雪柳も咲いていた。
これは徳富蘆花の居宅がある蘆花恒春園の姫こぶしと、帰りに撮った八幡神社にある、別れの杉だが、徳富蘆花が客人を見送る時に、この杉まで出てきたという言い伝えがある。今は枯れてしまったが、別の若い杉が植えられている。鳥居の横に見えるのがその杉だ。